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ガイド交換時の取り外し方とエポキシ跡処理のやり方

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こんにちは。ナカムラです。

本日はロッドビルディング作業の中でも、少し手こずるガイドの取り外しのお話。

ガイドを外すだけなら簡単なのですが、ガイド跡の処理に関しては難易度が高いです。

今回は作業動画と共に紹介します。


作業の順序と用意する物



ガイドの取り外しの際に用意するのは、

・カッター
・ライター
・プラスチックの定規

定規に関しては爪でも大丈夫ですが、定規が一番使い易いです。

アルミとかの金属製よりも、柔らかいプラスチック製にして下さい。


作業の流れは、上の動画を参考にして下さい。


①ライターで軽く炙る

ライターの火は、ブランクにかなりダメージを与える可能性があるので、極力距離を取って温める程度にして下さい。

近すぎると最悪破損に繋がるダメージを与えます。(特に同じ場所に当て続けると簡単に折れます)


②カッターでガイドの脚の上に巻いてるスレッドをカット

必ずカットするのはブランクの上ではなく、ガイドの脚の上にして下さいね。

ここならブランクに傷が入らないのです。





③エポキシの跡はライターと定規で根気よく除去

動画ではカッターを使ってますが、これは慣れてないとお勧めしません。

切りすぎて簡単にブランクに傷が入る為、必ず爪かプラスチックの定規を使って除去して下さい。


④ガイド同じ位置に付けるならある程度の除去でOK

元々付いてたエポキシや劣化の仕方にもよりますが、かなり根気よく作業しないと綺麗になりません。

もし、ガイドを同じ位置に付けるのなら、スレッドが巻きやすい程度にしていれば大丈夫です。

ガイド位置を移動して、そのまま跡が残る様であれば気にならない程度に綺麗にしましょう。


<要チェック>

ブランクは塗装やエポキシの種類、紫外線などの経年劣化により簡単にカスが除去出来る物もあれば、塗装がどんどん剥がれてしまう場合があります。

これは1本1本状況が違いますので、作業するモデルの状況を見ながら行って下さい。


ナカムラ

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