CUSTOMスタッフブログ

Justace工房のガイドコーティング作業紹介

こんにちは。ナカムラです。

今回は工房でのロッド製作作業を紹介。

Justace工房では毎日の様に行うロッドのコーティング作業。

ロッドカスタムで最後の工程ですが、最大の難所でもあります。


コーティングの準備

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準備するのはコーティング液「JUC-50

エポキシを塗るナイロン筆「BN-04」(塗る面積によって太さを選んで下さい。当社ビルダーはガイド部ならこれを推してます)

コーティング液を混ぜる「ミキシングカップ

脱脂用に「JUS-100」もあると便利です。

参照:ロッドビルディングツールのご紹介


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安い物だと100円位でも手に入る「」ですが、「Justace 平筆」は400-600円と比較的高価な物。

大きな違いは特殊なナイロンを使用している為コーティング時に抜けにくく、洗浄した後も毛先がバラつかず何度も繰り返し使用出来ます

また、毛にコシがある為コーティングの際に安定感が違います。(コーティングの幅を均一にしやすい)

一度使えばその差が分かって頂けると思います。



コーティング前のチェック

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コーティング作業に入る前に必ずガイドの最終チェックを行います

この時点で曲がっていると修正出来なくなるので気を付けて下さい。

またスレッドの隙間なども同時にチェック。

触れる際は油分など付かない様に事前に手を綺麗にしておくと良いですよ。(スレッド巻く際も同じ)

コーティングの際は室温は25℃位に調整して下さい。



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コーティングの工程ですが、3回位に分けて塗っていくのが綺麗に仕上げるポイントです。

・1回目はスレッドに染み込む程度の薄塗り。

・2回目は1回目のベースを修正して形を作りながら少し厚塗りします。

・3回目は仕上げとなるので気泡など入らない様に綺麗にします。




作業工程は実際に動画の方が分かりやすいと思います。

次回はコーティングの必須アイテムをご紹介します。

ナカムラ

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